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  • さくら VPS の Aipo 8.1.1 を SSL 化する

    前回の記事でさくらの VPS 上に Aipo を構築した。

    続いて HTTPS 化する作業に入る。参考とした記事は次の通り。

    さくらの共有 SSL は VPS では使えないようなので、メインサイトのサブドメインを使うことにした。

    さくらの VPS コントロールパネルから「ネームサーバ登録」を開く。

    controlpanel

    「ドメイン編集」->「ゾーン編集」->「変更」と入って、「エントリの追加と変更」から「エントリ名」に “aipo.example.com”, 「種別」に「IPアドレス(A)」、「値」に VPS の IP アドレス、「DNS チェック」と「TTL の指定」はデフォルトの「する」「チェックなし」として新規登録。

    ここで念のため、http://aipo.example.com/ を Web ブラウザで開いてみるか、nslookup で VPS の IP アドレスが引けているかを確認しておく。

    Let’s encrypt で証明書を取得する

    今回は Let’s encrypt で証明書を取得することにする。

    まずインストールを行って、証明書を取得する。

    # yum install certbot
    ...(略)...
    Is this OK? [y/d/N]: y
    ...(略)...
    # certbot certonly --standalone

    PEM を Tomcat で使えるキーストア形式に変換する

    Aipo を動かしているのは Tomcat なので、それに合わせて取得した証明書を変換する。

    # cd /etc/letsencrypt/live/aipo.example.com/
    # openssl pkcs12 -export -in fullchain.pem -inkey privkey.pem -out ssl.p12
    Enter Export Password: *****
    Verifying - Enter Export Password: *****
    # /usr/local/aipo/jre/bin/keytool -importkeystore -destkeystore tomcat.keystore -srckeystore ssl.p12 -srcstoretype PKCS12
    Enter destination keystore password: #####
    Re-enter new password: #####
    Enter source keystore password: *****
    Entry for alias 1 successfully imported.
    Import command completed: 1 entries successfully imported, 0 entries failed orcancelled

    Aipo の Tomcat にキーストアファイルを設定する

    /usr/local/aipo/tomcat/conf/server.xml を vi 等で編集する。

     <!--
     <Connector port="8443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol""
     maxThreads="1000" SSLEnabled="true" scheme="https" secure="true"
     clientAuth="false" sslProtocol="TLS" />
     -->

    コメントアウトされているこの部分を次のように書き換える。

     <Connector port="443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol"
     maxThreads="1000" SSLEnabled="true" scheme="https" secure="true"
     clientAuth="false" sslProtocol="TLS" keystoreFile="/etc/letsencry
    pt/live/aipo.example.com/tomcat.keystore" keystorePass="#####" />

    これで Aipo を一度 shutdown して startup すれば無事に作業完了。

    # /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh
    Stopping Aipo 8.1.1.0.
    # /usr/local/aipo/bin/startup.sh
    Starting Aipo 8.1.1.0.
    Access URL : http://XXX.XXX.XXX.XXX

    これで https://aipo.example.com/ にアクセスすると無事に Aipo の画面が表示されるはず。

    と思いきや、なぜかアクセスできず。”lsof -i:https” を実行してみるとポートさえ開いていない。

    設定を見直したり環境を代えてみたりと 3 日間ほど苦戦した結果、/usr/local/aipo/tomcat/conf/server.xml のコメントアウトされている記述にある

    <Connector port="8443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol""

    の部分の引用符が 2 重になっているのが原因だった。これでも起動時にエラーも出ず、http でのアクセスは通常通り行えたので気付くのが遅れてしまった。

  • さくらの VPS に Aipo 8.1.1 を導入する

    さくらの VPS に Aipo 8.1.1 を導入する

    以下、さくらの VPS に申し込んだ後からの手順です。

    VPS に OS をインストールする

    さくらの VPS コントロールパネルから「各種設定」->「OSインストール」を開きます。

    os_install
    os_siteguard

    「標準OSインストール」を開き「インストールOS」に「SiteGuard Lite (CentOS7 x86_64)」を選択し、root のパスワードを設定します。「インストールを実行する」を押したらコントロールパネルの表示が「稼働中」になるまで数分待ちます。

    running

    稼働中になったら「シリアルコンソール」を開きます。OSインストール時に設定したパスワードでrootログインしてください。

    console

    Aipo の設置

    まず下準備としてパッケージの更新と必要なパッケージをインストールします。(参考: 「Linuxへのインストール – インストール手順 – オープンソース|Aipo(アイポ)

    ※以下のコマンドはコンソールにコピペすれば OK です。Shift + Insert でコンソールに貼り付けできます。

    # yum update
    ...(略)...
    Is this OK? [y/d/N]: y
    ...(略)...
    # yum install gcc nmap lsof unzip readline-devel zlib-devel
    ...(略)...
    Is this OK? [y/d/N]: y
    ...(略)...
    Is this OK? [y/d/N]: y
    ...(略)...
    Complete!

    次にAipo のダウンロードファイル一覧から最新版 x64用 .tar.gz を取得します。(実はここですんなりファイルを取得できずに SCP 使ったりして苦戦したけど、wget の引数を適切にしたらできた。参考: 「OSDNで公開されているファイルをwgetでダウンロード | ハックノート」)

    # cd /tmp
    # wget --trust-server-names "https://ja.osdn.net/frs/redir.php?m=ymu&f=%2Faipo%2F64847%2Faipo-8.1.1-linux-x64.tar.gz"

    いよいよ展開してインストールします。パスを指定しなければ /usr/local/aipo にインストールされます。インストール先を指定するには “sh installer.sh /usr/local/aipo” のように引数で指定します。

    # tar xvzf aipo-8.1.1-linux-x64.tar.gz
    ...(略)
    # cd aipo-8.1.1-linux-x64/
    # sh installer.sh
    ...(略)...

    ビルドも含めてインストールが行われるので、しばらく待ちます。

    =============================================
    Aipo のインストールが完了しました。
    バージョン     : 8.1.1.0
    インストール先   : /usr/local/aipo
    PostgreSQLユーザー : aipo_postgres
    PostgreSQLパスワード: ************
    
    アクセス先:
    http://153.126.xxx.xxx
    ID/PASSWORD:
    admin/admin
    
    起動方法:
    /usr/local/aipo/bin/startup.sh
    停止方法:
    /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh

    ファイアウォールの設定

    初期状態では SSH 以外のすべての通信が拒否設定になっているので、HTTP と HTTPS を許可します。コントロールパネルからコンソールにアクセスできるので、ついでに SSH は閉じておきます。(参考: 「さくらVPSでCentOS7を導入してからやったこと | しびら

    # firewall-cmd --zone=public --permanent --add-service=http
    # firewall-cmd --zone=public --permanent --add-service=https
    # firewall-cmd --zone=public --permanent --remove-service=ssh
    # firewall-cmd --reload

    起動と admin パスワード変更

    # /usr/local/aipo/bin/startup.sh
    Starting Aipo 8.1.1.0.
    Access URL : http://153.126.xxx.xxx

    表示された URL をブラウザで開きます。初回アクセス時に数分待たされる(読み込み中のまま進まない)ので気長に待ちます。

    Aipo8

    ログイン画面が表示されたらユーザー名: admin, パスワード: admin でログインします。

    「基本情報」->「設定」->「管理者パスワードを変更する」を開き、管理者パスワードを変更しておきます。

  • 石川運輸支局で軽二輪(250cc)を登録した

    Kawasaki ZZR250 を譲り受けたので、自分でナンバーの登録をした。

    車検の要らない軽二輪(250cc)の登録に必要なものは

    • 軽自動車届出済証返納確認書
    • 軽自動車届出済証返納証明書
    • はんこ(認め印)
    • 登録者本人の住民票(3ヶ月以内に発行されたもの)
    • 現金 610 円(40 + 570)
    • 自賠責保険証

    他に必要な書類は現地で手に入れることになるので、これだけ持っていけばOK.

    返納確認証と返納証明書は譲り受けるときに、必ず前所有者から受け取るように。

    自賠責保険は現地でも入れるらしいが、できるだけ現地での作業を減らすために事前に入っておくことをお奨めする。今はコンビニでも入れるので。

    行く前に窓口案内図を見て場所を確認しておく。

    運輸支局に着いたら正面道路側にある自動車会館に入り、正面から向かって左側の一番奥にある11番の軽二輪受付に進む。ここで登録する旨を伝えると、持ってきた書類の確認と必要な書類をもらえる。このときに書類代で 40 円を支払う。

    記入するのは住所、氏名と車両の関する情報だけ。同じ内容を何回も書かされるが、特に難しいことはない。何か所かハンコを押すところがあるが、朱肉も置いてあるので特に問題なし。

    書類の確認が終わると、奥の建物の北陸信越運輸局石川運輸支局にある 1 番の登録申請受付に進む。提出したら名前を呼ばれるまで少し待機。不備がなければ受理されて、最後にナンバーをもらいにいく。

    再び自動車会館に戻って、今度は最初とは反対側にある 16 番のナンバー交付に行く。書類を出すとすぐにナンバーがもらえるので、570 円支払う。取付用のボルト・ナットももらえる。これでお終い。

    水曜の朝 9:00 過ぎに手続きしたが、一人の待ちもなくすいすい進み、10 分ほどで完了してしまった。5 年ほど前に Pan European のユーザ車検をしたときに丸一日かかったトラウマがあったけど、車検がなければこんなに簡単に終るのかとちょっと感動した。

  • SQLite3 で 1 Query で BOOL 値の toggle

    SQLite3 で BOOL 値を扱うとき、SQLite3 には BOOLEAN 型がないので INTEGER で代用することになる。

    0 を false, 1 を true とするときに、例えば

    • 現在の値が 0 なら 1 にセット
    • 現在の値が 1 なら 0 にセット

    としたいときがあると思う。

    現在の値を確認するために、まず “SELECT …” で値を読み込んで、その値から判断して “UPDATE …” とすると、2 Queries になってしまう。

    Making an sql “toggle” using a single query?」を参考に

    UPDATE table SET flag = flag + 1 % 2 WHERE id = 127;

    と剰余を使ってできた。他の SQL 環境では MOD 関数を使って

    MOD(flag + 1, 2)

    のような感じなるだろう。

  • WXR-1900DHP2 と iPhone で VPN

    iOS が更新されていつの間にか PPTP が使えなくなったので、L2TP/IPSec が使えるルータとしてWXR-1900DHP2 を導入した。

    WXR-1900DHP2 はルータモードでしか VPN を生かせないので、NTT のルータと 2 段ルータになってしまう。これによって Windows のファイル共有で多少困ることがあるが、それは別記事にて。

    まず、回線元ルータの NTT PR-S300HI の「静的 NAT 設定」からポートを開放する必要がある。ここで困ったのが何番を WXR-1900DHP2 に通せばいいのかが、調べていてもいまいちはっきりしない。

    結果的にはこの情報が役に立った。

    つまり

    • UDP 500
    • UDP 4500

    を WXR-1900DHP2 に流れるようにすればよい。

    これで iPhone の設定から、「一般」 -> 「VPN」 -> 「VPN構成を追加」と辿り、タイプを「L2TP」とすることで接続できるようになった。

     

     

  • Raspbian Jessie で IP アドレス固定

    久しぶりに Raspberry pi を再セットアップする必要があって、つまずいたメモ。

    Wheezy までは IP アドレスを固定するのに /etc/network/interfaces を変更していたが、Jessie からはそこに書いても反映されない。

    Jessie からは /etc/dhcpcd.conf に次のように追記する。

    interface eth0
    static ip_address=192.168.24.200/24
    static routers=192.168.24.1
    static domain_name_servers=192.168.24.1
  • DOD LS430W のバッテリ交換

    DOD LS430W のバッテリ交換

    長らく愛用していたドライブレコーダーの DOD LS430W が終了時に再起動ループに入るので、バッテリ交換を行うことにした。

    購入した Lisway に交換用のバッテリが売られているので購入。在庫が 0 だったので入荷お知らせメールを登録しておいて、お知らせが来てから購入した。

    購入時は 1580 円 + 82 円(定形郵便) = 1662 円だった。

    2 日ほどでバッテリは到着したが、交換にえらく苦労したのでその記録。

    (さらに…)