カテゴリー: ハードウェア

  • Cosmo Communicator の日本語入力設定(US配列)

    Cosmo Communicator の日本語入力設定(US配列)

    Cosmo Communicator の日本語入力設定(US配列)

    現在の Gemini PDA と同等である次の状態を目標にします。

    • Shift + Spaceで英語/日本語入力切替
    • キー配列の変更
      • Lの横に「-」を配置(「-」と「\」の入替)
      • Mの右が「,」「.」の並び
      • Spaceの右が「←」「↓」「↑」「→」の並び

    配列

    Gemini PDAのときからお世話になっているこちらのapkを使わせていただきました。

    提供元不明のアプリを許可する必要があります。
    インストール時に許可を求められます。

    日本語入力

    Gboardをインストールします。

    他のIMEの中からGboardを選ぶ理由は、Shift + Spaceが言語切替になっているからです。
    何十年もこのバインドに慣れているので、できれば揃えたいというそれだけの理由です。

    設定

    文字で書くよりスクリーンショットの方が確実でわかりやすいと思うので、以下は設定のスクリーンショットです。






  • M5StickC を赤外線リモコンにする

    M5StickC を赤外線リモコンにする

    赤外線送信ライブラリのインストールから行います。

    IRremote Arduino Library のインストール

    上のリポジトリの master ブランチを開き、Clone or Download から Download ZIP を行います。

    Arduino-IRremote-master.zip を解凍して Arduino IDE の libraries に投入します。
    自分は C:\Program Files (x86)\Arduino\libraries にありました。

    階層構造としては libraries – IRremote – *.cpp や *.h など、となっていれば OK です。

    次に、名前が競合するので RobotIRremote を削除します。
    念のため、アーカイブしてから削除しました。

    テスト送信

    次のリポジトリから IRsend-test.ino をダウンロードしてきて Arduino IDE で開きます。

    実際に M5StickC に書き込んでみます。

    正常に書き込みできたら M5StickC の画面には M5 IR と表示されます。

    Home ボタン(画面下の M5 と書かれたボタン)またはリセットボタン(画面右の側面にあるボタン)を押してみると、上部の LED が光るのを確認できました。

    実際に TOSHIBA REGZA 42Z2000 で試してみたところ、ちゃんと音量を変更できるのが確認できました。
    反応がかなりシビアでしたが、純正リモコンですらかなりシビアなので M5StickC が悪いわけではないと思います。

    参考

  • M5StickC で開発を行うための Arduino IDE のセットアップ

    M5StickC で開発を行うための Arduino IDE のセットアップ

    前提

    • Arduino IDE がインストールされていること
      • 今回使ったのは 1.8.9

    ESP32 ボードマネージャのインストール

    Arduino IDE を開いてメニューから「ファイル」 – 「環境設定」を開きます。

    「追加のボードマネージャの URL」に https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json を書き加えます。

    OK を押して環境設定を閉じます。

    次にメニューから「ツール」 – 「ボード」 – 「ボードマネージャ」を開きます。

    入力欄に「ESP32」を入力し、表示された「esp32 by Espressif System」の最新版をインストールします。ファイルサイズが大きいため、ダウンロードにそこそこ時間がかかります。

    インストールが終了したらボードマネージャを閉じます。

    M5StickC ライブラリのインストール

    メニューから「スケッチ」 – 「ライブラリをインクルード」 – 「ライブラリを管理」を開きます。

    入力欄に「M5StickC」と入力し、表示された「M5StickC by M5StickC」をインストールします。

    ライブラリマネージャを閉じます。

    ここで一度 Arduino IDE を再起動しておいた方が良いようです。

    動作確認

    シリアルポート番号の確認

    M5StickC に使うポートを確認するため、Windows のデバイスマネージャを開きます。
    Windows 10 ならスタートボタンを右クリックしたメニューの中にあります。

    M5StickC を USB ケーブルで PC に接続します。

    「ポート (COM と LPT)」の下に「USB Serial Port (COM?)」が出現するので、COM? の部分を控えておきます。
    ? には数字が入ります。接続する度に確認する必要があります。

    書き込むスケッチを開く

    Arduino IDE のメニューから「ファイル」 – 「スケッチ例」 – 「M5StickC」 – 「Basics」 – 「FactoryTest」を開きます。

    ボードの選択

    メニューから「ツール」 – 「ボード」 – 「ESP32 Pico Kit」を選択します。

    ボーレートの選択

    メニューから「ツール」 – 「Upload Speed」 – 「115200」を選択します。

    シリアルポートの選択

    メニューから「ツール」 – 「シリアルポート」 – 「COM?」を選択します。
    先程デバイスマネージャで控えたものを選んでください。

    実機への書き込み

    メニューから「スケッチ」 – 「マイコンボードに書き込む」を実行します。
    タブ上の右矢印(➡)も同等の動作です。

    スケッチのコンパイルが走ります。

    コンパイル終了後に M5StickC に書き込まれます。

    書き込みが完了すると M5StickC が自動的に起動します。

    このスケッチは購入した時の初期のファームウェアと同等のようでした。

    M5StickC だけでなく ESP32 Pico Kit のサンプルスケッチも動作するので、色々試してみると世界が広がって楽しいです。

    参考

  • Gemini PDA を Android 8.1 から 7.1.1 に戻す

    Gemini PDA を Android 8.1 から 7.1.1 に戻す

    OTA リリース直後から docomo LTE(4G) を掴まないやらそもそも更新ができないやらとひと悶着あった Gemini PDA の Android 8.1(OTA6) ですが、その後は特に大きなトラブルもなく普通に使っていました。

    ですが Android 7.1.1 の時と比較するするとアプリの切り替えがもたついて、とても遅く感じます。
    Android 8.1 になって特に優れた箇所も見当らないので、快適さを採って Android 7.1.1 に戻すことにしました。

    多分駄目だろうと思いながら、ダメ元で userdata を残して Android 7(OTA5) のファームウェアを焼いてみます。
    公式の Android Flashing Guide を参考にしています。

    書き込み自体は正常にできますが……

    案の定、怒られました。
    渋々 Fatctory Reset します。

    毎回キーボード回りの設定がわからなくなるので自分用のメモを貼っておきます。

  • Raspbian (Debian 9 Stretch) の SSH 有効化

    Raspbian (Debian 9 Stretch) の SSH 有効化

    user/password = pi/raspberry でログインして “sudo raspi-config” を実行します。

    “5 Interfacing Options” の “P2 SSH” を開いて “YES” を選択して完了です。

  • Debian 9 Stretch で IP アドレスの固定化

    Debian 9 Stretch で IP アドレスの固定化

    普段は DHCP で問題ないのですが、Raspberry Pi をサーバ用途で使うことが多いため、IP アドレスを固定します。Debian 8 Jessie 以前とは方法が変っているため、注意が必要です。Raspbian で実行しています。

    編集するのは “/etc/dhcpcd.conf” です。今回は有線 LAN のみ設定するので、コメントアウトを外して次のように記述します。

    interface eth0
    static ip_address=192.168.0.100/24
    static routers192.168.0.1
    static domain_name_servers=192.168.0.1 8.8.8.8

    domain_name_servers は基本的に routers と同じにしておけばいいと思いますが、1.1.1.1(Cloudflare) や 8.8.8.8(Google) 等を使ってもいいでしょう。スペース区切りで複数指定できます。

    無線 LAN は interface wlan0 で設定できると思いますが未検証です。

  • Gemini PDA のキーボードがついに本調子に

    Gemini PDA のキーボードがついに本調子に

    Gemini PDAの H キーが不調になり、初めはチャタリング、その後は接触が悪くてまともに入力できなくなってしまいました。具体的な症状は、例えば happy と入力すると ahppy になり、悪化した後は appy としか入力されない状態です。

    日本語を入力していても「は」行の文字は思ったより多く、例えば助詞の「は」はそれこそ頻繁に入力します。真っ直ぐに強くキーを叩けば入力されないこともないのですが、これが思った以上にストレスとなって自然と Gemini PDA の使用頻度は落ちていきました。

    そこで Planet Computers の公式ページからサポートに問い合せると「その症状はキーマットの問題のように思えるけど、キーマットは交換した?」という返事が来ました。いわゆる 2nd ロット(8000番台)だったので気にしていなかったのですが、交換はしていないと返したところ無償で交換マットを送ってもらえました。

    発送自体はすぐにしてくれたのですが、普通郵便で来るので日本までは約2週間かかりました。説明書も何もなく、キーマット1枚のみが封筒に入っていました。何度も分解していて慣れていたので問題ありませんが、初めてだと面食らいますね。

    新しいキーマット

    さて、送られてきたキーマットをよく見ると1箇所亀裂がありました。これだと元よりも悪化するんじゃないかと心配になりましたが、そこは特に問題ありませんでした。

    キーマットの亀裂

    しかしながら H キーの反応も全く変化なし。初めは少し良くなったようにも感じたのですが、気のせいだったようです。プラスチックを侵さない接点復活剤も少し塗布してみましたが、変化なし。困りました。

    この結果を再度サポートに連絡しつつ、有料で良いからキーボードのユニット自体を買うことはできないか?と訊ねてみると、$20 で売ってもらえました。PayPal で支払いを済ませると、これまたすぐに発送してくれました。でも、届くのはまた2週間後です。

    それで本日ついにそのキーボードが届いたのですが、開けてびっくり、このキーボードはキートップとベースだけしか付属しません。てっきり接点なども貼り付けられているものと思っていたので、内心これは失敗したかなと。

    新しいキートップ

    悔しいので接点復活剤をもう一度だけ試してみます。今回は大量に塗りたくり、ひたひたの状態にしました。ついでに Enter と Backspace にも塗りたくります。キーマットの裏面にも塗りたくって再度組み上げます。

    キー端子に接点復活剤をたっぷりと
    キーマットにもたっぷり接点復活剤を塗る

    結果は、キーが全く反応しなくなりました(笑)。接点復活剤を塗りたくった3キーだけ、どれだけ強く押しても反応しません。これは塗りすぎたなと再度分解し、ゴシゴシと接点復活剤を拭き取ります。拭き取っても接点の掃除にはなっただろうということで、組み上げる前にキーマットを手で押してみると、ちゃんと反応しました。電気的に壊してしまったのではないかとちょっと焦ってましたが、杞憂でした。

    ここまで来るともうあきらめムードなのですが、最後にもう一つだけできそうなことを思いつきました。新しく届いたキートップへの入れ換えです。正直な話、接点の問題だろうと踏んでいたので無駄だと思いながらも試しに H キーを入れ換えてみると……あれ?普通に入力できてるぞ?もしかしてキーストロークの問題だったのでしょうか。

    H キーだけ新品に

    本当に直ってるか確かめるために e-typing で長文テストしてみましたが、全然問題なさそうです。いやむしろ ThinkPad X220 よりもスコア高いんですけど(笑)。

    e-typing でテスト入力

    Gemini PDA の小さなキーボードに慣れると、フルピッチのキーボードは逆に大きすぎて打ちにくくなるとは思いもしませんでした。手が大きい方なので大きくないと駄目という固定観念を見事打ち破ってくれました。

    この数ヶ月の間、ずっと悩んでいた悩みが解決してすっきり。いやあ、この小さなキーボードで快適に文章入力ができるって素晴しいですね。もう嬉しくて嬉しくて、Planet Computers のサポートに報告と感謝のメールを送ってしまい、更に勢いでこの文章を書き殴ってしまいました。

    本当に打ちやすいキーボードはどれだけでも打っていたくなるんですが、Gemini PDA のキーボードはついにその水準に達しました。手元に来た当初は、なんてキータッチの悪いキーボードだと酷評していましたが、シリコンスプレーや部品交換でここまで快適になるとは思いもしませんでした。

    まだまだ入力したい気分ですが、ここらで終りにしておきます。このような素晴しいデバイスを実現してくれた Planet Computers に感謝!