カテゴリー: M5Stack

  • M5StickC を赤外線リモコンにする

    M5StickC を赤外線リモコンにする

    赤外線送信ライブラリのインストールから行います。

    IRremote Arduino Library のインストール

    上のリポジトリの master ブランチを開き、Clone or Download から Download ZIP を行います。

    Arduino-IRremote-master.zip を解凍して Arduino IDE の libraries に投入します。
    自分は C:\Program Files (x86)\Arduino\libraries にありました。

    階層構造としては libraries – IRremote – *.cpp や *.h など、となっていれば OK です。

    次に、名前が競合するので RobotIRremote を削除します。
    念のため、アーカイブしてから削除しました。

    テスト送信

    次のリポジトリから IRsend-test.ino をダウンロードしてきて Arduino IDE で開きます。

    実際に M5StickC に書き込んでみます。

    正常に書き込みできたら M5StickC の画面には M5 IR と表示されます。

    Home ボタン(画面下の M5 と書かれたボタン)またはリセットボタン(画面右の側面にあるボタン)を押してみると、上部の LED が光るのを確認できました。

    実際に TOSHIBA REGZA 42Z2000 で試してみたところ、ちゃんと音量を変更できるのが確認できました。
    反応がかなりシビアでしたが、純正リモコンですらかなりシビアなので M5StickC が悪いわけではないと思います。

    参考

  • M5StickC で開発を行うための Arduino IDE のセットアップ

    M5StickC で開発を行うための Arduino IDE のセットアップ

    前提

    • Arduino IDE がインストールされていること
      • 今回使ったのは 1.8.9

    ESP32 ボードマネージャのインストール

    Arduino IDE を開いてメニューから「ファイル」 – 「環境設定」を開きます。

    「追加のボードマネージャの URL」に https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json を書き加えます。

    OK を押して環境設定を閉じます。

    次にメニューから「ツール」 – 「ボード」 – 「ボードマネージャ」を開きます。

    入力欄に「ESP32」を入力し、表示された「esp32 by Espressif System」の最新版をインストールします。ファイルサイズが大きいため、ダウンロードにそこそこ時間がかかります。

    インストールが終了したらボードマネージャを閉じます。

    M5StickC ライブラリのインストール

    メニューから「スケッチ」 – 「ライブラリをインクルード」 – 「ライブラリを管理」を開きます。

    入力欄に「M5StickC」と入力し、表示された「M5StickC by M5StickC」をインストールします。

    ライブラリマネージャを閉じます。

    ここで一度 Arduino IDE を再起動しておいた方が良いようです。

    動作確認

    シリアルポート番号の確認

    M5StickC に使うポートを確認するため、Windows のデバイスマネージャを開きます。
    Windows 10 ならスタートボタンを右クリックしたメニューの中にあります。

    M5StickC を USB ケーブルで PC に接続します。

    「ポート (COM と LPT)」の下に「USB Serial Port (COM?)」が出現するので、COM? の部分を控えておきます。
    ? には数字が入ります。接続する度に確認する必要があります。

    書き込むスケッチを開く

    Arduino IDE のメニューから「ファイル」 – 「スケッチ例」 – 「M5StickC」 – 「Basics」 – 「FactoryTest」を開きます。

    ボードの選択

    メニューから「ツール」 – 「ボード」 – 「ESP32 Pico Kit」を選択します。

    ボーレートの選択

    メニューから「ツール」 – 「Upload Speed」 – 「115200」を選択します。

    シリアルポートの選択

    メニューから「ツール」 – 「シリアルポート」 – 「COM?」を選択します。
    先程デバイスマネージャで控えたものを選んでください。

    実機への書き込み

    メニューから「スケッチ」 – 「マイコンボードに書き込む」を実行します。
    タブ上の右矢印(➡)も同等の動作です。

    スケッチのコンパイルが走ります。

    コンパイル終了後に M5StickC に書き込まれます。

    書き込みが完了すると M5StickC が自動的に起動します。

    このスケッチは購入した時の初期のファームウェアと同等のようでした。

    M5StickC だけでなく ESP32 Pico Kit のサンプルスケッチも動作するので、色々試してみると世界が広がって楽しいです。

    参考