CentOS 7 の更新を行ってからグループウェアの Aipo の時刻表示が 9 時間ずれるようになってしまいました(JST ではなく GMT で表示される)。そのときに試行錯誤しましたが、結論だけ示しておきます。
まず OS のタイムゾーン設定が正しいかを確認します。
# timedatectl Local time: Thu 2018-04-05 09:24:20 JST Universal time: Thu 2018-04-05 00:24:20 UTC RTC time: Thu 2018-04-05 00:24:19 Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) NTP enabled: yes NTP synchronized: yes RTC in local TZ: no DST active: n/a
このとき、Time zone: が Asia/Tokyo (JST, +0900) になっていれば問題ありませんが、yum update のときに書き換ってしまったのか、異なる値になっていました。
JST になっていなければ、JST に変更します。
# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
ちなみに、Aipo の動作環境(Tomcat)にもタイムゾーンの設定がありますが、初期状態でちゃんと設定されていました。Aipo の Tomcat のタイムゾーン設定は、インストール下ディレクトリ下の tomcat/conf/catalina.properties にあります。
# vi /usr/local/aipo/tomcat/conf/catalina.properties
... ... ... user.timezone=Asia/Tokyo
最後に Aipo を止めて念のため OS の再起動を行い、再度 Aipo を起動して無事に時刻表示が正しく JST になっているのを確認できました。
# /usr/local/aipo/bin/backup.sh # /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh # reboot
# /usr/local/aipo/bin/startup.sh